2005年9月5日発行
| 第14回新人公演”フラメンコルネサンス21”開催 |
| 日本フラメンコ協会主催第14回新人公演「フラメンコルネサンス21」が8月12日から3日間に わたり、なかのZERO大ホールで開催されました。 お盆の真っ最中にもかかわらず連日1,000人 もの観衆の前で、新人達が各自の演技を披露出来ましたことを心から感謝致します。 ”思いもかけぬ新人を発見した、次の企画が楽しみだ” ”来年は自分が舞台の立とうと決めた” 細かいこと抜きでフラメンコのリズムの中に身を置くだけでいい”・・・などなど、フラメンコの新しい うねりの中でさまざまな思いを抱かれたことと思いますが、フラメンコにより積極的な関心を寄せて 頂けたならば、私共フラメンコに携わる者にとって何よりの喜びです。 公演に参加された90余名の皆様、お疲れさまでした。 例年に比べますますレベルアップされた、 中身の濃い、目を瞠る新人公演となりましたが、それは皆様方の努力・鍛錬の成果に他なりませ ん。 これからもさらに身体と精神を鍛え、新たな世界を切り拓いて欲しいと思います。 今回の公演では、出場者の増加に伴って、出場者を抽選によって決めるという措置を取らせて 頂きました。 その結果、バイレ部門23名、群舞部門1組、カンテ部門4名、ギター部門6名の方々 には、今年度の出場は見合わせて頂き来年度の出場を確保するということで了承して頂きました。 まことに残念に、申し訳なく思いますが、その悔しさをパワーに変えて、ぜひ来年素晴らしい作品 を披露して頂くことを心から期待いたします。 日本フラメンコ協会が発足して今年で15周年を迎えることとなりました。 その記念としていたしま して今年12月に「ギター・カンテの祭典」、さらに来年4月には「ANIF設立15周年記念公演」が催さ れます。 また今年5月にはフラメンコを愛する者達が集い、歓談し、鍛錬する拠点として、ANIFセンターが 設立されました。 我々日本フラメンコ協会員一同は、新人達の若いエネルギーを注入しつつ、フラ メンコのさらなる発展に寄与してまいりたいと思います。 |
| 第14回新人公演・奨励賞、努力賞 | |
| 奨励賞 □バイレ・ソロ部門 福山 奈穂美(12日・20番/ソレア 荻村真知子(13日・29番/ティエント 鈴木 千琴(14日・4番/タンゴデマラガ 松島かすみ(14日・24番/シギリージャ 三枝雄輔(14日・31番/アレグリアス) |
努力賞 □バイレ・ソロ部門 里有光子(12日・5番/ソレアポルブレリア) 本田恵美(14日・23番/ファルーカ) □ギター部門 池川寿一(13日・19番/グラナイーナ) 逸見豪(13日・23番/ソレア) |
| 第14回新人公演・選考委員(敬称略) | |
| 濱田 滋郎(評論家)「G,C」 小島 章司(舞踊家)「Bs,Bg,G,C」 伊藤 日出夫(ギタリスト)「G,C」 本間 三郎(舞踊家)「Bs」 山田 恵子(舞踊家)「Bs,Bg」 今井 重幸(作曲家)「Bs,Bg,G,C] 坂中 浩治(ギタリスト)「Bs,Bg,G,C」 鈴木 眞澄(舞踊家)「Bs,Bg」 住田 政男(ギタリスト)「G,C」 花岡 陽子(舞踊家)「Bs,Bg」 渡邊 薫(舞踊家)「Bs,Bg」 大塚千津子(舞踊家)「Bs,Bg」 岡本 倫子(舞踊家)「Bs,Bg」 加部 洋(ギタリスト)「G,C」 手塚 真智子(舞踊家)「Bs」 本間 牧子(舞踊家)「Bs,Bg」 飯ヶ谷 守康(ギタリスト)「G,C」 エルポカ岡崎(舞踊家)「Bs,Bg」 東仲 一矩(舞踊家)「Bs,C」 倉橋 富子(舞踊家)「Bs,Bg」 高場 将美(評論家)「Bs,Bg,G,C」 西脇 美絵子(評・ライター)「Bs,Bg」 渥見 利奈(現代舞踊協会常務理事)「Bs,Bg」 久保 正士(舞踊批評家協会)「Bs,Bg」 (Bs=バイレ・ソロ部門 Bg=バイレ・群舞部門 G=ギター C=カンテ) |
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| ■濱田滋郎 |
| ー15周年にふさわしい充実と華やぎ 今年の「フラメンコ・ルネサンス21」も、お陰様で盛会のうちに、とどこおりなく終わりました。 総括責任者 の私としては、出演者を初め関係者の方がた、とりわけ裏方をつとめられた皆さんに、心から御礼を申し上げ たいと思います。 また、今回出演を希望されながら抽籤にはずれてしまった方がたには、来年ぜひご出演 くださいと、あらためて期待の念をお伝えしたく思います(抽籤に漏れたにも拘わらず、遠方から観に、あるい は聴きに来られた方もありました。 フラメンコへの情熱に敬意を表します)。 さて、バイレ・ソロ部門については、私は選考会の進行係・まとめ役を受持つ関係上、選考とは両立し難い ので委員を遠慮しております。 ただし、皆さんの踊りそのものは、つぶさに観せて頂きました。 5人の奨励 賞受賞者、2人の努力賞受賞者の方がたは、さすがにどの方も見どころ充分でした。 あえて個人的好みを記させて頂けば、努力賞の・本田恵美さんのファルーカは味もあり心に残りました。 僅かに受賞には届きませんでしたが、土曜日31番林田紗綾さんのタラント、日曜日25番塩川明子さんのソレ アも素晴らしかったと思います。 他にも印象に残る方は幾人もあり、中でも土曜日27番の磯部玲子さんの カンティーニャスには個人的に「グラシア賞」を差し上げたい気持ちです。 ギター、カンテ両部門は例年より多い出演者を迎えたにも拘わらず、奨励賞が出ず、ギターの逸見豪さん、 池川寿一さんお2人の努力賞にとどまったのは、少し残念でした。 しかし、皆さん熱演で、「あと一歩」であっ たことは確かです。 とくに判で押したような「習いました」風ではなく、それぞれに自分なりのもの、個性を 出しておられたのは良い傾向に違いありません。 ぜひいっそうの研鑚を積まれ、真価を発揮してくださる ことを希っています。 |
| ■小島章司 |
| 八月の猛暑の中の三日間のフラメンコ・ルネサンス21、出演者もスタッフの方々もお疲れ様でした。 年々 才能豊かな若者たちの演技を見るにつけフラメンコの未来へと大きく夢がふくらみます。 受賞された皆様、心よりお祝い申し上げます。 又、受賞されなかった方も熱い日々を、ご自身の克己心と 奮戦されたことが大きな心の財産になったことと想像されます。 全ての出演者の熱演は大きな感動を私に 与えてくれました。 ここに私の心に響いた演技者について一言述べます。 川崎裕子:構成が行き届いていてそれに表現する力がある。 里有光子:足の音一つ一つが明晰で心地 良いフラメンコ。 佐藤聖子:内から発するものが強い感動を喚起させる踊り。 小島裕子:よく踊り込まれた 踊りに感動。 具志堅真未香:柔らかい雰囲気でチャーミングさを増す。 公家千影:自分の思いの深さを伝 えることが出来たのは・・・。 中谷泉:カンテのちょっとしたマルカーヘが愛らしい。 保坂香織:何かが生ま れる予感に満ちていて、目の輝きが素敵。 福山奈穂美:出の静寂、ブレリアでの芸格の高さが圧倒的。 木矢村裕子:後半からタンゴスにかけてグラシアに溢れる。 佐野由布子:マントンとバータ・デ・コーラの有 機性が美しかった。 斎藤恵子:自分の色を感じながらグラシアに満ちたアレグリアス。 矢村万意子:表現 力が抜群で、鋭い体のキレが素晴らしい。 塚原利香子:昨年に続き進化・深化が感じられ、うれしかった。 荻村真知子:踊り込みの深さが見え、洗練された美の高さを示す。 林田紗綾:身体能力の高さが圧倒的で しなやか。 渡辺真史:日々成長しているものが伝わって来てうれしい。 鈴木千琴:爽やかな風のような 踊りに舞台の色が変わった。 東みさを:愛嬌たっぷりなアレグリアス。 坂東美千子:エレガンスで女らしい 仕種がチャーミングさを増した。 本田恵美:2年連続素晴らしい踊りで、ドラマを構築する力が感じられた。 松島かすみ:全体の構成がとても優れていた。 塩川明子:劇場芸術としての美の創出に実力を発揮。 東陽子:後半徐々に良くなって来る姿に感動させられた。 河内さおり:躍動感に溢れた踊りに思わずほほえ んでしまった。 相田繭佳:内に秘めた心の深さが伝わり、踊りの巧さが余韻を生む。 三枝雄輔:昨年に続き 舞台での大きな存在感を示し、未来の飛翔への片鱗を見せてくれた。 |
| ■伊藤日出夫 |
| ー2005年、ギターとカンテ講評 濱田君:初めての音出しにもっと神経を使ってほしかった。 マナーはよかったのに・・・・ 斎藤君:パルマに負けないよう、リズムの精進を、音そのものを研究しよう。 後藤君:いい選曲、音もテクニックもいいから、ステージでマナーと華をみにつけて。 池川(史)君:華もあり、テクニックもよくなり、曲の内容の芸術性を探求すれば? 宮川君:おとなしい印象。 もう少し舞台に華を。 これからの修行が大切。 こうず君:音は美しいが技術がもう一歩。 芸術性があるから今少し精進を。 堀君:トカオールとして有望だが、技術をもう少し完全に。 池川(寿)君:音色、技術、芸術性、マナーもいいが、グライーナのトレモロは今一だ。 津雪さん:女性の細やかな音、華を会得して。 野路君:音の響き悪い、もう少し勉強を。 渡辺君:潔いが、理屈っぽい音。 逸見君:音、技術、芸風、マナーもよいが、あとはドゥエンデたっぷりを望む。 斎藤君:表現力、音、すべてよい、望精進。 松田君:リズム感も華もあるから、望精進。 さてカンテは、今年は残念ながら、これという人が少なく、心に残る方はバイレソロでいい舞台をみせた 三枝雄輔君が唄えるバイラオーラとして大成を賭けたい。 それと鈴木高子さんの味のある唄が印象に残る。 むつかしいグラナイーナを唄った秋山さん、華のある、見せる唄い手になりそうな気がすると共に、たのしみな 福田加弥子さん。 バイレは任務外だが? 鈴木千琴さんの精進と河野麻耶さんの振付、指導に感動した。 荒削りの三枝君 のステージは、ラストを飾り、次第への夢は大きくふくらんだ。 日本のフラメンコもここ迄来たか!半世紀を フラメンコと生きてきた私は・・・まさに、感無量だった。 |
| ■本間三郎 |
| 印象に残った方々の中から、その一部を。 里有光子さん、糸を引くようなブラッソの軌道は美しく、時折見せる小停止は、首の小幅でシャープなキレを伴 い小気味よい。 歩く時の足運びもしっかり地についていていい感じです。 力みを感じさせない秘めたパワー が感じられ、品性、感性も兼ね備えたいい踊り手だと思いました。 屋良有子さん、自分の体を思い通りに動か せる感じで、その所作にはキレガあり、特にブラッソの大きな弧は目を見張るものがありました。 舞踊的な要 素も感じられ、そのセンスある踊りは、私の中でさわやかに通り過ぎて行ったと言う印象です。 塚原利香子さ ん、回転の時などのスピード感とその迫力には圧倒されました。 タメも充分あり、アクションの後の着地も確実 で、いい雰囲気を持った踊り手です。 本田恵美さん、ファルーカは小停止するところが多いのですが、身のこ なしが巧みで、その上タメとキレがあるので、何気なく決める部分が絶妙でとても粋な感じでした。 動きにメリ ハリがあり、センスのよさがうかがえます。 塩川明子さん、ブラッソと手が柔軟で描く軌道が素晴らしい。 時折 決めるポーズも安定感があり、カッコいいと思いました。 体も訓練されていて、粋なセンスの踊りでした。 |
| ■山田恵子 |
| ー熱い三日間 暑い8月!そしてもっと熱い新人公演!三日間お疲れ様でした。 皆さんこの日の為に最大の努力をして力を 発揮されたと思いますが、賞が出る以上その審査結果を報告しなければなりません。 皆様方全員に差上げら れたらと毎年思います。 テクニックは年々向上し同じ位のレベルだと思いますが、大きな舞台で踊るには表現力!、良い意味でのした たかさ!空間を取り体が楽器になって感じて踊る! 云ってしまえば一言ですがこれがむつかしいと思います。 サパティアードは達者でもブラソがおろそかで体が踊っていない方が何人かいらっしゃいました。 勿体ないと 思います。 さて受賞された方々おめでとうございます。 出演日順に感想を一言づつ申し上げます。 福山奈穂美さんの ソレアあなたの踊りの良さは緊張と解放の上手さで特に溜めの部分が良く溜から解放される瞬間がすばらしい と思いました。 荻村真知子さんのティエントスは涙を飲んだ一年間よく頑張りましたね。 人に媚びない踊り、 間の取り方、そして色彩がありすばらしかったです。 松島かすみさんのシギリージャ、三日間で何曲かあった 中、大柄な体から発散する静と動のたくみな踊りでカンテを大事にしていて好感が持てました。 三枝雄輔さん、 今年は唄って踊って大活躍でしたね。 今は若さでそのあとはしっとりした大人の男の踊りを見せて下さい。 鈴木千琴さん、昨年受賞出来ずに泣いた分、ひとまわり大きくなり、体が楽器になって色々な音が出ていました。 色気も出て楽しみです。 あとは塩川明子さん、里有光子さん、林田紗綾さん、渡辺真史さん、屋良有子さん、 木矢村裕子さん、具志堅真未香さん、わずかな差ですから来年に向かって努力なさって下さいね。 一人づつ 書けなくてごめんさない。 来年も期待して居ります。 努力なくして成功はなしです。 |
| ■今井重幸 |
| ー今年の第14回は各部門共レベルが拮抗した新人公演でした 拮抗したと云う事は、選考に当って各人に点差を附けなければ成らないと云う宿命に、大変、苦労させられたと 云う事でもあります。 先ず、ギター部門ですが、今年の出演者は14名、今迄では、最多数だと思う。 3回出場の池川寿一と、逸見 豪が努力賞にきまったが、松田賢、渡辺巌、斉藤元紀も近い線上に居たと思う。 個人的には奨励賞2名、努力 賞3名を出したい思いだった。 全体レベルは毎年、着実に上がって居るので、来年も又、多くの人に挑戦して欲 しいと思う。 次に、カンテ部門も出演者は10名、内2年連続が3名、今年は残念ながら賞は見送りとなったが、個人的には 濱田あかり、高橋綾、三枝雄輔あたりは努力賞を出したい思いであった。 さて、バイレ・ソロ部門であるが、今年も全体レベルが高く大変苦労した。 今回は、出演者63名に絞られたが、 名前を捲くったら2年連続の挑戦者が私の記憶が正しければ、16名も居た。 それだけ日本のバイレ・ソロの多く の人達が、情熱を持って挑戦して居ると云う証拠でもある。 奨励賞では、2年連続の出演の三枝雄輔が昨年より一回り大きく成長してアレグリアスをエネルギッシュに踊り、 荻村真知子はセンターの板付けから切れ味良くティエントを踊り、福山奈穂美はバランス良くソレアを踊って下手 へ、松島かすみは素敵な感性でシギリージャを黒の衣裳で踊り、最後はセンターでポース、鈴木千琴は昨年の ガロティンから大きく飛躍し、タンゴデマラガを素敵に踊ってくれた。 5人共通に云える事は、ずば抜けて居ないが、それぞれ個性的で、自分の世界を創造して居る様が、大変に 好感が持てた。 努力賞の里有光子と本田恵美もバランス良く自分を表現して居たが、更なる精進に期待したい。 今年のバイレ・ソロでは、特にレベルが拮抗して居たので、残念ながら受賞には残れなかったのだが、テクニック はしっかりして居て尚、フラメンコ性・表現力・感性等が豊かで、印象に残った人達を列挙して置きたい。 12日では順番通りに、川崎裕子、佐藤聖子、小島裕子、具志堅真未香、池田真由美、中谷泉、保坂香織、 川端すみ子、13日では、津川英子、佐野由布子、斉藤恵子、屋良有子、塚原利香子、磯部玲子、二宮久美子、 林田紗綾、渡辺真史、 14日では、坂東美千子、工藤明子、望月陽子、塩川明子、東陽子、河内さおり、 相田繭佳、等であるが、此の中では個人的には努力賞に相当する人が何人か居たと思うし、せめて全体で奨励賞 7名・努力賞2名にしたかった思である。 最後に群舞部門であるが、昨年は6組の出演があったのに、今年はたった一組である。 比較対象が無い為、 多少不利であったかもしれない。 従って選考委員全体の採点が厳しくなり、賞は見送りとなった。 来年はより多くの団体の出演を、特に期待したい。 |
| ■坂中浩治 |
| ー2005年第14回新人公演総評 群舞 応募して下さったエストゥディオ・ルナ、川崎さとみさんをはじめ出演された皆様には何時もテーマを変えて 真剣に群舞に向き合っている気持ちが伝わって来ました。 今後は多数の応募者を目指し協会の反省と前向きな 姿勢をもって皆様に答えたいと思っております。 バイレ(ソロ)奨励賞をとられた方々おめでとうございます。 今年も大変傑出して方が少数いらっしゃいました。 私は個人個人の批評は何時も控えさせて頂いております。 フラメンコに何を求め今後どのような方向に向かって 行くかよく自分をみつめながら一歩一歩頑張っていただきたい。 外国文化を学ぶ者として今後もフラメンコ界を担 う皆様の努力次第で日本に希望の持てる芸術性の高い舞踊家が現れる事を期待しております。 ギター ファルセータ-・アルモニア・リトモ どんなに新しいものも形式・調和・解り良い、解りにくい、簡単に言えば ギターに向かって自分の知識、テクニック、フラメンコ音楽の造形その他ある種のバロメーターを示しそれ以上とな るとギターの和声と共に左右のテクニック、自分の才能を超越して行かなければならないと思っております。 新人 のギタリストの方にすばらしい方が出られる事を心待ちしております。 カンテ フラメンコのあらゆるものの根源になっている奥の深いそして底辺の広さ、時代の変化と共にその芸術性 も進歩しつつあると思います。 東洋人には踏み込む事の出来ない未知の世界だと思われますがあえて我々が挑 戦しスペイン人の永い歴史を一つずつ紐解きながら皆様と共に学んで行きたいと思っている一人です。 スペイン 語、発声、旋律、表現、メリスマその他それぞれの時代考証色々あると思います。 一生懸命聞き見せて頂きまし た自分に納得の行く答えを出演者の皆様に採点が反映するよう頑張っております。 |
| ■鈴木眞澄 |
| ーなぜ新人公演なのか? すべての演目を拝見した感想は、踊りはとても上手な方がたくさんいらしたのに唄を聞いたり、ギターのメロディと ともに表現したりという感情面が欠如していうように思いました。 出来の良し悪しではなくもっとその人自身を感じ たかったです。 そしてあわせて公演自体の在り方を考えました。 新人公演とは私なりの言葉で表せば、フラメンコを愛する方々に大きな舞台で発表する機会を提供しそれを目標 として精進すればおのずとフラメンコ界全体のレベルも上がっていく、そんな公演だととらえています。 出演する方 すべてが新人の心根をもってめざし、自分のフラメンコとむきあい、その方向と姿勢をお客様に確認していただく機 会だと考えます。 応援してくれた方への感謝の気持ちはもとより、批判についてもきちんと受けとめ吟味し、自分の糧とすることが できたらうれしいですね。 そして運営に携わった多くの方々の15年にもわたる継続と積み重ねのおかげで実現し たということを忘れないで欲しいです。 過去の受賞者たちが今は協会員ではないことや、現在の新人公演に対する心ない批判を耳にするにつけ、 諸先輩方のご苦労に胸が痛みます。 協会は文化庁海外留学制度の推薦団体になり、アンダルシア州政府との 関わりももてるようになりましたがそれは諸先輩方の努力の成果によるものです。 一時的にそれらを利用する 若者たちは、今なぜ日本にここまで豊かなフラメンコの土壌ができたのかを考えていただきたいのです。 もう10年以上も最年少理事を務めさせていただいていますが先輩理事をはじめ運営にかかわる方々は本当に フラメンコを愛し、私利私欲をすてて日本のフラメンコ界のことを考えていらっしゃるということをあえてこの場をかり てお伝えしたいです。 最後になりましたが、年齢、キャリアを問わずフラメンコに真摯にむかい、協会にも多くのご支援をいただいていま す方々に心よりお礼申し上げます。 |
| ■住田政男 |
| ーカンテ部門の感想 金木晶子さんのソレア、音程が時々ズレていた。 リズム感ももう少し。 高橋綾さんのマラゲーニャ、怒鳴る様な 歌い方はやらない方が良い。 イの音が多く出ている部分があったが少し耳ざわり。 濱田あかりさんのソレアポル ブレリア、音程も悪くなくリズム感も良い方で一番好感度であった。 秋山里美さんのグラナイーナ、時々歌詞の終 りの音程がズレるのが気になりました。 福田加弥子さんのアレグリア、楽しそうに歌っていたのは良いがパントマ イムの様な表現をし過ぎるのは良くない。 パルマでリズムをとりながら歌う方が良い。 小里彩さんのソレア、後半部分は良いとしても前半部分はもっと歌い込みが必要。 踊り歌でよく歌われるソレアも 充分人を感動させるものはある。 三枝雄輔さんのブレリア、前半のパートは少し音程がとれていない。 ソレアの歌 を聞いてみたい。 昨年の方が好感度であった。 ガンバレ。 室田恵さんのカンティーニャ、この歌はもっとリズム感が必要です。 鈴木高子さんのマラゲーニャ、リズム感をあま り必要としないこの曲は音程が命です。 佐々木紀子さんのタランタ、あまり印象に残らなかった。 総評としてカンテは音程のズレ、発音の問題、リズム感、どれも大事なことです。 今回にかぎらず音程が一番問題 になっている。 そこにカンテの難しさがある。 カンテを志す人が多くなっている事はうれしい事です。 がしかしそん なに甘くない世界である事も確かです。 三十年前スペインでは日本人がカンテをやる事は不可能といわれてバカに された時代を考えると、カンテを志す人達にエールを贈りたい。 ガンバレ! ガンバレ! |
| ■花岡陽子 |
| ー舞台いっぱい、希望。 3日間新人の方々と真夏の夜の夢を頂きました。 鶴さん、大人っぽい独特の雰囲気。 大庭さん、全身で踊る事 が課題。 二村さん、アレグリア!と楽しそうで良い。 川崎さん、将来性のある躍手さん。 里さん、体にフラメンコが 入っています。 長谷川さん舞踊性をもっと。 佐藤さん、強く美しく考えて。 小島さん、歌うように踊って良い。 吉田さん、楽しそうで良いです。 具志堅さん、よく踊っているのですが。 公家さん、ムンムンする雰囲気が出て 良い。 小林さん、体からブラソを。 池田さん、衣裳に工夫がある。 中谷さん、舞踊フラメンコのよう。 高須さん、 どっしりと重厚な躍り。 保坂さん、よく踊っているのですが。 川端さん、欠点はないのですが。 田倉さん、品性の ある躍り。河野さん、元気を出して。 福山さん、成長しました貴女。 清水さん、もっとしなやかに。 青木さん、フラメンコを舞踊にしてみて。 木矢村さん、全体的に難はない。 群舞の方々はよく踊っているのです が、今ひとつ。 吉岡さん、力が入りすぎています。 永田さん、若々しくフレッシュ。 津川さん、重厚感があって良い。 佐野さん、難しいコーラをよく踊っています。 金子さん、全体が同じ様です。 萩尾さん、動きに曲線が欲しい。 斉藤さん、構成がとても良い。 矢村さん、少し力んでしまってます。 今井さん、もう少し工夫してみて。 屋良さん、オーソドックスフラメンコでした。 塚原さん、大人っぽくよかったです。 佐藤(ひ)さん、しなやかさを研究 して。 磯部さん、明るく可愛らしい。 柿崎さん、もう少し変化を。 荻村さん、テクニック、アイレどちらも良い。 二宮さん、全身を使って大きく。 林田さん、将来性ある躍り手さん。 渡辺さん、きちんと踊っているのですが。 重松さん、エスコビージャに工夫を。 沼田さん、ブラソは良いです。 芳賀さん、力を入れてがんばって。 蜂須さん、振りが面白いです。 鈴木さん、きれいなバランス良い躍り。 小池さん、情感が欲しいです。 根本さん、ブラソの研究して。 井口さん、振りを自分のものにして。 東(み)さん、 しなやかさという事を考えて。 坂東さん、ブラソが今ひとつ。 小林さん、歌ぶりと足ぶりを分けてみて。 工藤さん、 オーソドックスです。 望月さん、安定が今ひとつでした。 本田さん、アイレを考えて下さい。 松島さん、大人っぽく成長しました。 塩川さん、しなやかさがあり良いです。 東(陽)さん、強さの中に雰囲気が欲しい。 加藤さん、表現力がもう少し。 河内さん、強さがあって良いです。 相田さん、アイディアに点をあげたいです。 山本さん、体からわき出る踊りを考えて。 三枝さん、若さとエネルギッ シュ将来性あります。 皆様、本当によく踊ってくれました。 |
| ■渡邊薫 |
| ー大いなる期待を込めて 今年も3日間、ソロ63名、群舞1組でバイレ部門は大いに盛り上がりました。 奨励賞、努力賞受賞の方々おめで とうございます。 これをスタート時点として益々精進されることを切望いたします。(以下敬称略) 福山奈穂美ー重厚でよく踊りこまれたソレア。 荻村真知子ーパソがリンピオ、しなやかさと強さ、メリハリが効いて 昨年より数段の上達。 鈴木千琴ー大人っぽさも加わりよりすばらしい。 松島かすみー溜めがあり、ブラソの美しさ、 そして何よりシギリージャでした。 最後の終り方も素敵。 三枝雄輔ー新しい振りへの挑戦中(?!)、粋さと力強さ があり今後に期待。 里有光子ー振付をリンピオに躍り、特に後半が良かった。 本田恵美ー昨年も良かったが今年 はより伝わる踊りでした。 受賞者以外にも、印象に残った方達。 二村広美ーグアシアあふれる躍り。 川崎裕子ー訓練された身体が美しい。 小島裕子ーカンテを充分に生かしたマルカーヘ、エスコビージャへの移行の上手さ、すばらしいソレア。 小林成江ー 独特の雰囲気あり、上体の固さがとれれば。 保坂香織ーソロ・デ・ピエで始まり、長身を生かした踊り、タンゴに 一工夫を。 木矢村裕子ー切れのある躍り、伝わってくるものがある。 エストゥディオ・ルナー毎回意欲的に挑戦する 姿勢に拍手。 テーマが興味深い。 永田初恵ー華がある(大切なことです)。 佐野由布子ー腰も安定し、コーラ、マントンさばきも上達、エレガンシアも 加わってきました。 斎藤恵子ー軽快な振りで本人も楽しんでいた。 渡辺真史ー昨年より成長、体の軸、パソのリン ピエーサに重点を。 沼田紀子ーブラソ、身体のしなやかさがすばらしい。 坂東三千子ー自然体の躍り、メリハリを つければ。 塩川明子ーカンテを生かした唄振りでよく踊り込んでいる。 相田繭佳ー雰囲気のある躍り手上体の固さがなくなれば。 全体として、毎年のテクニックでのレベルの向上はすご い。 リズム先行で踊ろうとするからなのか、サパテアードへの意識だけになってしまい、カンテを聴いてマルカール、 上体への意識の薄さが目立った。 踊りとしての上体、足とのアンバランスな方が目立ちました。 カンテを生かすこと がおざなりになっていうのではと。 又今回シギリージャが多く踊られたが、ある曲を除いてほとんどポル・ブレリア化し ていました。 今の流れなのでしょうが。 それぞれの曲のもつ本来のテンポをきちんと把握してから振付を考えること は大切だと思います。 参加者の皆様、若いエネルギーを沢山頂きました。 ありがとうございます。 最後に大多数の参加者の舞台を 大きな力、愛で支えて下さったスタッフの方達に深く感謝いたします。 |
| ■大塚千津子 |
| ー個性を感じた新人公演 出演者の皆様、公演に関わられた全ての皆様お疲れ様でした。 今年も皆さんのバイレに目を見張るばかりで選考 するのにとても辛いものが有りました。 未知の可能性に全身全霊で挑戦するひた向きな姿勢に感動を覚え、会場の 暖かい拍手に支えられた三日間でした。 今回特に感じた事は自己演出の創意工夫がなされ各々の個性を感じると 共に見せ方が大変すばらしいと思いました。 受賞者の皆様、受賞おめでとうございます。今後更なる高き目標を目指してのご活躍をお祈りしております。 本田さん、研ぎ澄まされた技術、踊る貴女の姿に揺ぎない一筋の道程を感じました。 里さん、フエルサあるアイレを 感じました。 私の印象に残った方々。 川崎さん、安定したバイレ、深さと表現力がもう少し。 具志堅さん、終盤の タンゴは良かった。 中谷さん、とても器用にこなされていた、パンツなので膝の開きが残念、気になりました。 保坂さん、しなやかさと雰囲気有る表現力。 津川さん、地味でしたが無駄がない、曲の持つ深さをもう少し感じたい。 屋良さん、ブラッソが美しく呼吸さえも感じさせない一筆書きの妙味。 塚原さん、ダイナミックなバイレだけに軸の強化 を。 磯部さん、持味を生かした豊かな表現力、内なるグラシアを。 林田さん。私の中では感じるものが有りました、 センティード好きです。 渡辺さん、媚びないバイレ好感持ってますが躍り手としての自己主張をもっと感じさせて。 応援してます。 塩川さん、ステキな資質をお持ちです。 期待しています。 相田さん、粗削りの中に得も言えぬ個性 が、今後がとても興味深いです。 努力を重ねた結果がどんな形であれ、そこに確かな進歩を手中にした出演者の皆様に心からエールを送ります。 |
| ■岡本倫子 |
| 新人公演出演者の皆様お疲れ様でした。 今回はバイレソロとバイレ群舞を選考させていただきましたが、前回 にもまして出演の方々の技術的レベルの高さに感心し、又、フラメンコにかける熱い思いに感動した3日間でした。 賞の選考にあたっては出演者の多くの方々がレベル的に甲乙つけがたく、点数のみで優劣をつけることは、 私にとっては至難のわざでした。 受賞された方々はそれぞれに個性的でステージ上では充分に各々の存在感をアピールされていたように思い ます。残念なことに賞はのがされましたが12日(金)出演の小島裕子さん、川端すみ子さん、13日(土)出演の 林田紗綾さん、14日(日)出演の塩川明子さん、河内さおりさんはそれぞれにとてもステキで、7名の受賞者の 方々に匹敵するステージを見せてくれたと思います。 心から大きな拍手を贈ります。 また、しなやかな体で女性らしいソレア・ポル・ブレリアを踊った田倉京さん、品格のあるフラメンコを見せてくれ た津川英子さん、おおらかで華のある今井麻未さん、硬質な振りが個性とマッチしていた屋良有子さん、動きの ラインが美しい塚原利香子さんも強く印象に残りました。 新しい才能と個性をまのあたりにして、感心し感動しながらも、今回残念に思われたことは、振りと個性が、 また振りと衣裳がステージ上ではマイナス面にはたらくことがあることをあまり意識していないのではと思われる 方々が多かったことです。 プロフェショナルな踊りを手を目指すにはたゆまぬ努力と熱い思いだけではなく、 自分の表現すべてを客観的に見る目も養っていくことが必要ではないかということを強く感じました。 |
| ■加部洋 |
| 今年はギター、カンテ部門とも盛況で人数が多いので寸評させていただきます。 <ギター部門> 濱田君:経験の浅さにもかかわらず、大会場でよく最後まで弾き切りました。 斎藤君:プロの音。 ヘレスとモロンの極めつけファルセータでマニアを喜ばせた。 タメあり。 あとはよりより強いアピール。 後藤君:毎年登場の彼だが、今回はエル・ボラの難しいファルーカ。 今ひとつ表現しきれなかったのが残念。 池川史洋君:気持ちの入れ方が上手い。 ピアニッシモでもちゃんと言いたいことが言えていた。 パワーとテク ニックを磨いてまた挑戦。 宮川君:音に芯があり情感もたっぷり。 これでノーマルの速さで最後も決めたら言う事なし。 こうず君:相変わ らずのセンスの良さ。 音も繊細で大変綺麗。 来年に期待。 堀君:あそこまでシンプルにヘレス色を出した出場 者はかつていなかった。 あとは自分の殻を破ってノリを全面に出すだけ。 池川寿一君:実によく聞かせどころを心得ていて感心させられますが、テンポが遅くて若干、”聞かせ過ぎ”の感 がありました。 来年決めてください。 津雪さん:セラニートの難局ソレアを、あの大会場でかなり正確に弾いてい ました。ラスやピカードも鍛えて。 野路君:セラニートの名・難曲ソレア(2作目)に挑戦。 よくあそこまで弾きました。 渡辺君:惜しい!ギターの歌わせ方上手いし、音に芯と艶があり文句なしのセンス。 後半のミスがなかったら・・・。 逸見君:豊かな経験から来る安定感。 文句をいいたいところがなかなかありません。 斉藤君:何といっても野太い フラメンコらしい音が魅力。 このままバランスの取れた練習・経験を。 松田君:すでにプロの風格と安定感がありあ ましたが、ギターソロとしてはファルセータ-が少なかったと思います。 <カンテ部門> 金木さん:中・低音域の声で声量がある人は珍しいかも。 その魅力を生かしてください。 高橋さん:迫真のカンテ。 怖いくらいの迫力。 あとは力の抜き所でしょうか。 濱田さん:音程よし、声の出し方が自然、ハスキーボイスが 魅力。今後に期待。 秋山さん:節まわしが正確で、その流れがきれいで、不思議な味があり感動。 あとはメリハリ でしょうか。 福田さん:カディスの楽しさがいっぱい。 後半の盛り上げ上手く、まさに熱唱でした。 小里さん:声に恵まれていて、音程も正確。あとはフラメンコらしい発声と発音とノリを。 三枝君:難しいブレリア をよくあそこまで。 いいところを盛り込み過ぎてノリに余裕が出なかったのが残念。 あと一歩です。 室田さん: 去年とは別人のよう。 エストレージャ・モレンテが向いていたかも。 歌になっていました。 何よりも自然でした。 鈴木さん:節回しが良く、細かい音をよく取っているのにビックリ。 力の抜き方も知っています。 アフィシオンの深さ を感じます。佐々木さん:声が色っぽく、細かい音も取れていました。 あとは発音を良くして練習・経験を積んでくだ さい。 |
| ■手塚真智子 |
| 出演者の皆さんお疲れ様でした。 どなたを奨励するか大いに悩みました。 印象に残った方の私なりの感想を 述べさせていただきます。 佐藤聖子さん、一所懸命さに好感が持てました。 小島裕子さん足音がきれいかつ唄を聞きながら踊っている 姿が好感が持てました。 池田真由美さん、身体を良く使い、サパテアードもきれいでした。 又感情表現も豊か でした。佐野由布子さん、コーラ・マントンを良く勉強して来たのだと感心しました。 ただ顔の表情をもう少し研究 して欲しいですネ。 金子ゆいさん、若さはじける踊りは魅力的でした。 斎藤恵子さん、心が躍っているのを感じ ます。 磯部玲子さん、表現力があり、自分でマンダールをしているのがはっきりと分かる踊りでした。 二宮久美子さん、 重量感のある踊りでしたが、リズム、ブエルタの切れがもっとあるとペソがより良く出ると思います。 沼田紀子さん、大きく踊っていて好感が持てました。 東みさをさんは、ヒターナを思わせる踊りでした。 顔の表情 もチャーミングでした。 ファルダの使い方を研究されると良いと思います。 坂東美千子さん、自分の良さを知って 舞台に立っている姿が印象的でした。 小林純子さん、振りを良くとっていたと思いますが、背中〜腕の固さが国なりました。 本田恵美さんはとっても 踊れる方なのだと関心しましたが、動きすぎのように思い、空間の使い方を研究されるともっと落ち着きが出て来 るのでは・・・。塩川明子さん、最後まで集中力が途切れることなく良いソレアでした。 東陽子さん、力強さが 魅力です。 紙面に限りがあり、短いコメントとなりましたが、出演者全員の熱情とパワーを充分に感じた3日間でした。 |
| ■本間牧子 |
| ---熱き3日間 奨励賞、努力賞、授賞された方々本当におめでとうこざいます。 選考する難しさを重さを、毎年感じさせられ ます。今年も印象は力強さが力みになって空回りしている人が多く手足だけで踊ってしまい体の芯、内からの パワーを出しきれていない人が多かったように思います。 動きが多いため軸をしっかり保つ事ができず、 静と動が曖昧となってしまい、溜めや込め止めの間が作れてない事など・・・気になりました。 授賞者のほかにもとても印象に残る方々がいらっしゃいました。 佐藤聖子さん、獲物を狙う豹のよう、すきが なく引き寄せられました。 小島裕子さん、ブラソと上体が一体となった微妙な間が良かったです。 佐野由布子さん、コーラ・マントンさばきとてもすばらしくエレガントで大きく見えました。 屋良有子さん、無駄な動きがなくしっかりした軸、しなやかさと絶妙な間合い、弧を描くブラソとても美しかった です。 塚原利香子さん、体の内が出るパワーを感じました。 溜め迫力があり圧巻です。 蜂須夕子さん、すばらしい 安定感と上体とブラソを丁寧に使いめりはりがある踊りに感銘いたしました。 他にも斎藤恵子さん、津川英子さん、 林田紗綾さん、塩川明子さん印象に残りました。 群舞、エストゥディオ・ルナさん、技術面の向上され一人一人が 一丸となるべく力強く躍りきっている事がとてもさわやかで好感を持てました。 まだまだいらっしゃいますが・・・。 参加された多くの方々の努力と熱い思いが、この3日間私の心の中を占領し眠ることができませんでした。 もう来年に向けて・・・スタートをきった方々もいらっしゃる事でしょう。 熱い思いをいつまでの持ち続け自己の向上 をめざし進んで下さい。 |
| ■飯ヶ谷守康 |
| ---第14回新人公演の感想 日頃の練習時とは違う空間、雰囲気の中では、なかなか思うようにリラックス、そして集中ができないかもしれま せん。そんな中でのカンテとギターの部の感想を述べさせていただきます。 カンテの部・・・やはり音程に違和感、そしてわざとらしく声を作っているのでは、を感じてしまいました。 高橋綾さん、とても丁寧に歌っていましたが、ちょっと声を作りすぎのように感じてしまいます。 また、音程が下がって くる時の”すぼまり感”、クリアして欲しいと感じました。 室田恵さん、個人的にはとても良い印象を受けました。 声も素晴らしいし、気分がとても良く伝わってきました。 音程もしっかりしているし・・・もう少し自然な感じで歌うと、 さらに素敵になると思います。 ギターの部・・・今回の出場者の共通点として、私たち日本人特有の”頭乗り”のクセが強かったですね。 また、アルアイレの貧弱さ、特にトレモロがひどかったですね。 伴奏と違い、ソロでは様々なメカは必須です。 謙虚に基本的な技術を身に付けて下さい。 後藤晃さん、エル・ボラのファルーカ、もっと繊細かつ大胆に弾いて下さい。 コンパスとファルセータの息遣い、 もっともっと・・・という感じです。 こうずゆうじさん、池川史洋さん、堀健さん、皆さん音はしっかり出ていますが、 やはりファルセータやリズムの底に流れるイントネーションが不足しているようです。 個人的な意見ですが、 渡辺巌さん、とても残念でした。 肝心のところでのミスが響いてしまいました。 でも、丁寧な技術、しっかりした 音の出し方、そして曲の感じ方も素晴らしかったと思います。 残念ながら奨励賞を受賞された方はいらっしゃいませんでしたが、次回こそ、とがんばっていただきたいと 思います。3日間にわたり、スタッフの方々もおつかれさまでした。 |
| ■エルポカ岡崎 |
| ---走り続ける新人公演 恒例になって止まる事なく全身し続ける若者達のパワーに圧倒されながら、今年も又、溢れ余るエネルギーを 分けて頂き、毎年ながら出演者に感謝しております。 12日から3日間に渡り、私に若いエネルギーを与えてくれ た人達に一言づつ、この場を借りてお礼方々、挨拶申し上げます。 トップは里有光子さん。本当に良く勉強しているなぁと感動しました。 2人目、公家千影さん。ブレリアに入って 行く所がたまらなく好きでした。 池田真由美さん。毎年迷う事なく努力され、確実に成長して出演してくれるので、 どこまで来るのか楽しみです。 田倉京さん。容姿もさる事ながら衣裳のセンスも抜群、特に将来期待大です。 福山奈穂美さん。構成も将来性もアイレも好きでしたが他とのバランスが気になりました。 磯部玲子さん。 私の中ではすごく高い評価です。 これからも頑張って下さい。 荻村真知子さん。 最高でした。 今正に旬、旬の踊りを観る事ができて、私も最高でした。 二宮久美子さん。 カンテのこんなに気持ち良く一体化 していて感動しました。 あとスタミナかな。 鈴木千琴さん。 安定したマイペースで欲の無い踊りに気品を感じまし た。 本田恵美さん。 毎年むずかしい踊りに屈する事無く立ち向かっている姿に頭が下がります。 今回の踊りは 好きでした。 松島かすみさん。 シギリージャってこう踊って行くのかと勉強させられました。素敵でした。 相田繭佳さん。 さらりとした大人の色気を感じました。 最後に三枝雄輔君。 おめでとう。 君はもはや単なる日本人では無い。 フラメンコ界にとっても、いずれ宝物に成るだろう。 くれぐれも、自惚れる事無く今まで通り、人々に愛され続ける 雄輔で有る事を望みます。 |
| ■東仲一矩 |
| ---「第14回新人公演」を省みて 先ずは受賞された七名の皆様おめでとうございます。 これを機会に一層の活躍を期待致します。 福山奈穂美さん、前回より数段良くなっていました。 「存在感」「サパテアード」のテクニックも同様に努力のあと がみられ安心して観る事が出来ました。 荻村真知子さん、踊りの完成度が高く計算された表現力、衣裳等の構 成が素晴らしいものでした。 鈴木千琴さん、グラシアが素晴らしいものでした。 オーソドックスなスタイルの中に 新しい切り口が発見され暖かな気分にされました。 松島かすみさん、踊りの完成度が高く創造性、テクニック、演出も素晴らしいものでした。 シギリージャの持って いる黒い「オリ」の様なものを素晴らしい切り口で表現されました。 三枝雄輔さん、力強い踊りで「存在感」を感じ ました。 今後どう変化して行くかを期待させた。 さてその他私自身の心の中に残った方々を列記したいと思います。 里有光子さん、本田恵美さん、両者共もう 少しで受賞の可能性があったと思います。 今後が楽しみです。 川端すみ子、木矢村裕子、屋良有子、 塚原利香子、塩川明子、以上の皆様です。 これからも期待される方々と感じます。 カンテ部門は全体に低調に終わった様に思います。 高橋綾さん、もう少し後半の部分の「ゆれ」の部分の再考 を。 濱田あかりさん、強弱のコントラストをもう少し練習すればスペイン語は良かった。 全体にサリーダの「不安 定感」をなくする練習が少ない様に感じました。 以上が私の今回の公演を観ての私見です。 |
| ■倉橋富子 |
| 昨年に続き今年も今の若い方々の踊りをたくさん見せて頂き、大変有意義な3日間でした。 出演者の皆さん 大変おつかれ様でした。 全体的にみてこの部分を注意したらもっとすばらしい踊りになるのになあと私なりに気づ いたことを2・3のべてみたいと思います。 ●歩き方をもっと練習し、身につけて本当の意味で歩ける様になって欲しい ●上半身に緊張感がない(ブラッソをふくめて) ●腰を落とすところとそうでない所を意識して使いこなせる様 ●動きすぎ、色んなことをやりすぎるとかえってマイナス ●舞台の使い方に工夫が足りない人が何人かいました。 フラメンコに対する価値観、人それぞれ違いがあると 思いますが、私が教えてもらった、いつも大切にしている言葉があります。 フラメンコから緊張感をとったら何もな い(これはいろんな要素を含んでいると思います。) 奨励賞をのがした方で印象に残った方として里有光子さん、テクニックもしっかりして構成もよかったと思います。 具志堅真未香さん、振り付のむずかしい踊りでした。 木矢村裕子さん、踊りの心が伝わりました。 塩川明子さん、 テクニックはしっかりしていると思いますがハートにくるものが少し足りないかなあ・・・。 佐野由布子さん、せつない 程の一生懸命さは充分伝わったのですが、少しホットする所が欲しかった。 マントンを休ませる所がもう少しあった ら良かったかなあと思います。 坂東美千子さん、きれいなふんいきで好感がもてました。 他にも数名、印象に残っ た方がいらっしゃるのですが書ききれません。 ゴメンナサイ! |
| ■高場将美 |
| ---もっとフラメンコの空気を いま日本のフラメンコは、ひとつの頂点に達したあとの過渡期のような状況にあるのではないかと、このごろいつ も感じています。 広がった底辺、全体の高い技術水準、数々の個性あるアーティストの活躍・・・でも、新鮮なもの に出会って(いい意味でも悪い意味でも)おどろかされることはなくなりました。 新鮮さは必ずしも良さにはつながらないし、スペインでも似たような状況ですので、なんとも言えないところですが、 新しい展開も欲しいです。 ただし沈滞とかマンネリだとは感じません。 盛況ゆえの欲ばった感想です。 見たり 聴いたりするこちら側の慣れすぎもいけないんですが。 今回の新人公演は、そんなフラメンコ全体の状況をはっきり反映しています。 平均点はたいへん高いけれど、 満点超とかゼロ点はいない。 そんななかで、わたしがいちばん感動したのはバイレ・ソロの福山奈穂美さんと本田 恵美さん、でした。 ふたりはスタイルとか表現方法はまったくちがいますが、この舞台でいま踊るという気力をみな ぎらせ、それをはっきりと形して、見る者に感じさせたと思います。 気力をはっきり表現するのは、細かい技術を超 えた、アーティストと呼ばれるのに不可欠な技術だと思います。 群舞は1組だけでしたが、武器を否定するテーマ。 この手のものは、逆に暴力シーンがめだってしまうことが多い のですが、そのへんの処理は上手でした。 3つのことなる歌でみちびく展開も良かったで、次回に不満な点を改訂 した新ヴァージョンの上演を望みたいところです。 カンテは、ほとんですべての場合で、ことばが死んでいて、なにも伝わってきませんでした。 非常に悲しかったで す。 ギターは、それぞれの気持ちが出ていて、その気持ちがまちがってるのじゃないかと思う人もいましたが、みんな おもしろく聴きました。 みなさんに昔の歌伴奏のギターをたくさん聴くことをおすすめします。 全体に感じたのは、フラメンコ形式の美学---フラメンコをフラメンコにしているもの---が希薄になってきている ことです。 スペインでもその傾向があるのですが、リズムを取ったらソレアだかシギリージャだかわからなくなって しまう表現には価値がありません。 いま、世界のあらゆる芸術部門で---ダンスでも歌でもギターでも---固有の 表現がだんだん失われ、交じり合っています。 それは良いことなんですが、せっかく個性的な文化遺産であるフラ メンコをやるのなら、古くからの(文字に書かれていない)規範を守っていくほうが、おもしろいと思います。 それに曲種の昔からもっている空気(タラントのように、新しく発展した形式にも、独自の空気がちゃんとなります) を守ってほしいです。 その空気さえあれば、どんな形も許されるはずですから。 |
| ■西脇美絵子 |
| 振りに振り回されるのではなく自分の表現になっているか、フラメンコの舞踊の技術力、音楽との強共鳴度、踊り 手としての身体性、をポイントに選考した。 全体の印象でいうと、細かいメリハリ、緩急は多くの人に感じられたが、 一曲全体の中での大きなうねり、グループ感を感じさせる人が極めて少なかったように思う。 以下私見を述べる。 私が奨励賞に推した(8点以上をつけた)のは下記の6人。 内面の深いドラマをフラメンコできっちり表現した福山 奈穂美。 内に向かう硬質なアイレが魅力的で高い技術を身につけた屋良有子。 動きのメリハリが独特のアイレ・ 個性になって表現されていた鈴木千琴。 ぐっと気を落として木目細かい感情表現を豊に踊った塩川明子。 音に 反応しながら自分の間合いで踊った河内さおり。 会場の空気を瞬時につかむ吸引力と圧倒的なパワーを身体に宿 している三枝雄輔。 限りなく奨励賞に近い位置にいると感じた(7.5点をつけた)人は、以下の通り。 気合が充実しており密度の高い パワーで踊りきった本田恵美。 リズム感がありサパテアードが達者だった荻村真知子、さわやかなアイレが好印象 でまだまだ伸びる逸材と感じた。 印象的な振付を自分の表現にして踊った松島かすみ。 切れ味・迫力・重さを 兼備えている小島裕子、畳み込むような勢いでドラマチックに踊った塚原利香子、基礎がしっかりしており大人の雰 囲気で静かな重さ・はく力を感じさせた蜂須夕子。 しっかりとした技術と抑制された自己表現が魅力的だった相田 繭佳。 奨励賞まであと一息と感じた(7点をつけた)人は以下、名前のみ記載する。 里有光子、佐藤聖子、公家千影、 中谷泉、高須恵理子、斎藤恵子、林田紗綾、二宮久美子、沼田紀子、望月陽子、東陽子、加藤誠子。 群舞は一組だけだったが、メリハリのある構成と広い舞台を上手く重層的に使った点を評価して奨励賞に推した。 |
| ■渥美利奈 |
| ---グランデ・新人公演 8月12日〜14日、なかのZEROは熱気がぶつかり合う舞台、熱いエールの拍手が続く客席、プロをあけると今 フラメンコ界の中盤として活躍している人達が、受賞者の中に並んでいます。 ギターカンテ部門の受賞者達も今日 の舞台での演奏が目に入ります。 今回は14回目の新人公演!会長メッセージを拝見すると出演希望者が多く、 抽籤で出演決定されたとか、嬉しい悲鳴・・・。 ギター・カンテの方々も大変多く、今フラメンコ協会は上昇気流に 乗って・・・間もなく開幕のベルが・・・。 バイレ選考担当として3日間ソロ63曲、群舞1曲を拝見して、先ず感じたのは舞台のレベルが上がっていること、 それに衣裳のデザインも随分と変わりました。 結果として競演の中からバイレ・ソロ奨励賞5人と努力賞2人が決ま りました。 基礎技術がしっかり身についている人、自分に合った選曲と理解度、衣裳のデザイン、舞台空間の把握 と場をしっかり使っているバイレが、舞台で印象深く輝きました。 おめでとう-7人の受賞の方々へ!! 奨励賞・福山奈穂美、センター版つきからカンテに誘われ、彼女なりの孤独なソレアです。 荻村真知子、ゆったり としたテンポのタンゴの微妙な間を良く生かした踊りが目に残る。 鈴木千琴、独特のマラガのタンゴのリズムを上半 身の動きにマッチさせて自分の踊りにしている。 松島かすみ、奥深い歌を心に受けとめ舞台空間をしっかり押さえたシギリージャ。 三枝雄輔、若い荒さはあるが、 それが魅力となって愉びをまき散らし将来が楽しみ。 努力賞・里有光子、下手よりセンターへの印象的な出、中央 で深いソレアからブレリアに盛り上げ上手に入る構成が良い。 本田恵美、長身に黒に統一した衣裳がバランスの とれた体と合い彼女のファルーカを踊った。 7人のバイレ達が巣立って行きました。 来年15回目の新人公演が 益々盛大に、大勢のバイレ・ギター・カンテ達の競演の舞台になることを期しています。 |
| ■久保正士 |
| ---最後にすっきりしめくくった第14回新人公演 第14回新人公演は猛暑の続くなか、天候が不安定となり、公演中、外はどしゃ降りだったりの3日間だった。 昨年も感じたことだが、レベルが平均化して点数で差をつけるのがますます難しくなっている。 最近はバレエもダンスも、技術力がアップして、スタイルも動きも良く、巧いなと思う人が多い反面、内から出てくる 魅力を持った踊り手が少なくなったような気がする。 美しさ或いは情熱を感じるような個性を持った人が減っている ように思われる。 しかし、そういった思いは、最後に登場した三枝雄輔君のおかげで、完全に吹き飛んだ。 白の スーツにネクタイ、いい格好で登場し、個性的で全体若々しい生命力あふれたアレグリアスであった。 舞踊一家の 申し子として出るべくして出てきたということでうれしかった。 女性の受賞者のなかでは、フラメンコの楽しさを見せてくれた鈴木千琴さんが、2世ということである。 今、バレエ 界では2代目、3代目の活躍が多く見られるが、フラメンコの世界もそういう時代に入ったようだ。 他の受賞者では、 クラシックな美しい踊りのスタイルを持った松島かすみさん、バレエダンサーにしたいようなスタイルの荻村真知子 さんが印象に残った。 授賞にいたらなかった人のなかにも、リズム感の優れた具志堅真未香さん等推奨したかった 人も多い。 群舞部門は今年は一組しか参加がなかった。 これはちょっとさびしい。 群舞はそれなりの面白さがあり、演じる 側にとっても励みとなるようにおもわれるのだが。 また、デュエットの参加もあってよいのではなかろうか。 |
| 受賞者のことば (敬称略・出演順) |
| ■福山奈穂美 |
| 「無我夢中で・・・」 本物に近づきたい、自分の踊りをしたい。 この気持ちで今回のソレアは挑みました。 実は、決めていた歌振りが とんでしまい、気づいた時は全く違うことをやっていました。 舞台のおそろしさを知った瞬間です。 様々な思いがか けめぐり、次の一歩に全神経をそそぐことを覚悟した瞬間からは、もう無我夢中でした。 バックの音が良く聞こえ、 ブレリアでは楽しかった記憶が残っています。 今回改めて、フラメンコは一人では踊れないことを実感しました。 歌とギターとの呼吸、自分をとりまく人々の熱意 すべてが混ざり合った結果が今回の受賞につながったと思います。 ありがとうございました。 この場をかりて、 感謝の言葉を述べさせていただくと共に、日本フラメンコ協会の益々のご発展をお祈り申し上げます。 |
| ■荻村真知子 |
| この度は名誉ある賞を頂き誠にありがとうございました。 今回新人公演に出場すると決めてからの本番までの 日々は緊張で時間があっという間に過ぎていきました。 当日はとにかく悔いの残らない踊りができたらと思い、 信頼するバックの方々の力をたくさん頂き思考錯誤を重ね本番はなんとか落ちついて踊ることができたと思います。 いつもステキなファルセータと安心感を与えて下さい父のような存在の山崎まさしさん・毎回真剣に意見や注意を 言って下さりとても勉強させて頂いた石塚隆充さん・公私共に支えてくれたたくさんのアドバイスをくれた太田マキ さん。 本当にありがとうございました。 最後になりましたが、いつも暖かく見守って下さる岡本倫子先生、また、 応援してくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。 |
| ■鈴木千琴 |
| この度は奨励賞というすばらしい賞をいただき、どうもありがとうございました。 大きな舞台で、大勢の方の前で 踊ることができて、最高の気分でした。 バックでは、とても信頼している山崎さん、桂子さん、そして前日の夜に 急遽日本に帰ってきてくださった麻耶先生が支えてくれていたので、その安心感で、力むことなく、気持ち良く踊れ たと思います。 本当にありがとうございました。 私は普段、先生や家族、周りの方々に迷惑ばかりかけているので、受賞の知らせを聞いて喜んでくださったこと が、何よりうれしかったです。 これからも幹の太い、個性のある踊り手になれるように日々努力していきます。 この度は本当にありがとうございました。 |
| ■松島かすみ |
| 昨年初めて新人公演に出演したときは舞台というものの大きさに構えすぎて気持ちの余裕がなくなり悔しい思い をしました。 今年はそれを避けたいと思い、公演間近な7月にスペインへ3週間ほど行ってきました。 エバのレッス ンと公演に興奮しつつも自分の無力感でいっぱいになってしまいしたが、そのことが逆に今出来る限りで自分らしく 踊ればいいんだという気持ちにさせてくれました。 作品は、帰国してから少ない時間でしたがみんなで作ったものだと思います。 暖くん、石塚さん、進くん、そして たくさんアドバイスをくれて照明プランまで出してくれた小林理香さん、ほんとうに感謝しています。 また、このすば らしい勉強の場を与えてくださった方々、応援してくださった方々にもこの場を借りて御礼申し上げます。 ありがとうございました。 |
| ■三枝雄輔 |
| 自分としてはあまり納得のいかない出来でした。 達成感みたいなものもなかったので、奨励賞をいただけるとは 思ってもいなかったです。 ただ、最後のひっこみだけはうまくいったと思いました。 ギターの鈴木英夫さんやカンテ の瀧本正信さんと妹のパルマのおかげだと思っています。 賞をいただけたのはとてもうれしかったのですが、調子 に乗らずに、これからまた一からやりなおします。 4年前にBENI先生の踊りを観てとてもかっこいいと思いフラメンコをはじめました。 こんな出来の悪い弟子をいつ も気にかけてくれて本当に感謝しています。 そして応援して下さった多くの皆様、どうもありがとうございました。 これからももっともっと勉強して頑張ります。 Le doy las gracias a Benito Garcia. Por ser tan buena persona, por el apoyo que me das y por ser tan buen profesor. Viva la madre que te pario!!! |
| イベントメモリー |
| 9月 |
| ●高知フラメンコサークル「クィーンズ10周年発表会 11日(日):春野町公民館 ピアステージ 出演/堅田幸子、サークル会員、曽我辺靖子、鈴木舞、鈴木千琴 |
| 10月 |
| ●Dos Perspecti vas 展(写真・絵画展) 1日(土)〜9日(日):ICHYS GALLERY(青山) 出展者/奥村よしひろ、大和田いずみ ●第5回 さゆきフラメンコ舞踊スタジオ発表会 30日(日):坂戸市文化会館 |
| 11月 |
| ●加地恵理フラメンコアカデミー公演2005”愛と幻想のスペイン” 27日(日):松山総合コミュニティセンター キャメリアホール 出演/加地恵理、稲田進、加地恵理フラメンコアカデミー研究生 |
| 12月 |
| ●ラファエル・アマルゴ「エンランブラオ」 2日(金)〜5日(月):Bunkamura オーチャードホール 出演/鈴木能律子フラメメンコスタジオ |
| INFONATION |
| 第4回アニフェリア2005〜ギター・カンテの祭典 |
| ◆開催日:2005年12月18日(日) ◆会場:なかのZERO小ホール ◆参加資格:どなたでも参加できます。 協会員、非協会員、プロ、アマ、性別、年齢、国籍一切問いません。 |
| 第15回新人公演「フラメンコ・ルネサンス21」 |
| ◆開催予定日: 2006年8月25日(金)・26日(土)・27日(日) ◆会場: なかのZERO大ホール ◆参加資格: 2006年3月31日迄に入会済のANIF正会員。 詳細は事務局迄お問い合わせ下さい。 定員超過の場合、ANIF在籍(継続)年数を参考に参加優先順位を設け、出演者を制限する事があります。 |