ANIF 日本フラメンコ協会 会報 No.51

2005年7月20日発行

ANIF 日本フラメンコ協会会報51号
Asociacion Nipona de Flamenco
2005年7月20日 
発行:日本フラメンコ協会
〒164-0001東京都中野区中野3-3-6
Tel:03-3383-0413 Fax:03-3384-5711
B5版 4ページ

ANIFセンター完成!! お披露目
(総会、バザー、セミナー、パエリアパーティ開催)
 待ちに待ったANIFセンターが、遂に完成。 スペイン風に白く塗られた3階建ての建物、前日の雷雨が嘘
のような熱い太陽に照らされ、それは、まぶしく輝いていました。

 フラメンコ協会設立15周年にあたる定期総会が3階のセンターに於いて午後2時から開かれ、濱田会長の
挨拶から始まり、平成16年度活動、会計、各部の報告、そして平成17年度の活動計画予定案の新人公演
(8月)、アニフェリア〜ギター・カンテの祭典(12月)、15周年記念フェスティバル公演と予算案が報告されま
した。

 そしてANIFセンターのお披露目へ・・・。 バザーは午後1時より1階のスタジオ・アルソルで開催されまし
た。 持ち寄られた品々は、フラメンコ用品、小物、くつ、CD、Tシャツ、スカートから家庭用品など色々、多く
の一般会員の参加があり、売れ行きも上々で楽しい雰囲気が感じとれました。 

 午後4時から3階のセンターで会長、副会長、理事長を中心として、インタビュー形式での”フラメンコよも
やま話”を開催。 この時間は大盛況で椅子を持ち寄り、酒を持ち寄り・・・。 フラメンコ諸先輩方の話に、耳
も心も奪われたようです。1960年代、スペイン留学のための体験秘話など、今では想像もつかない苦労と
決意を持っての渡西に大感動! フラメンコ諸先輩方と、後に続く後輩たちが共有した時間、大変有意義に
過ごすことができました。
                         
 午後5時過ぎ、間瀬さん名物”パエリア”完成! 皆、大鍋へ! 最高に美味しく、豪華なパエリアでした。
屋上のテラスはベンチと花で飾られた可愛いパティオ。 皆、思い思いの場所に行き交い、酒をくみ交わし、
十分に満喫したようです。 スペインの雰囲気を感じさせる、温かな、小さくもなく大きくもない理想の空間、
ANIFセンター。 

フラメンコの輪と、人と人との和、一人一人が輝くために・・・。 ANIFセンター完成に乾杯!!

ANIFセミナー・バザー参加者の声
 6月5日、日本フラメンコ協会総会の朝、青森はまだ肌寒く部屋にはまだ暖房が。 しかし飛行機で羽田に
降りたとたんスペインのような熱気に包まれ、中野駅からは地図を片手に新築のANIFセンターを目指し、
到着したときには汗がドッと流れ出て止まりませんでした。 

 総会はスムーズに進み懸案である会員数を増やす事に私も努力してみようと思っています。 セミナーの
時間迄、まるでANIFセンターを祝福するかのような、太陽の照りつける屋上で、ビール片手に先生方とおしゃ
べり出来た事はとてもうれしく思いました。 

 セミナーも堅苦しい勉強会ではなくワインを交えながら、普段なかなか聞けない、諸先輩方のスペイン迄の
道程や、エピソード、ナイショ話、等、鈴木眞澄先生のゆかいな司会で本当に心の底から笑い、そして胸の熱
くなる思いでとても感動的なセミナーでああり時間があっという間に過ぎてしまいました。

 温度差のある地方にいる私にとって先生方の体験談はとても励みになり、またの機会を期待しています。
総会の開催に携われた諸先生方お疲れさまでした。 そして、ありがとうございます。 また、バザーでのお買
い物、間瀬さんの美味しいパエリアもごちそうになり、身も心も満ち足りて青森に帰りました。 
お〜〜寒う〜〜〜。 来年も楽しみにしています。(評議員 津島美代子)
 ANIFセンターの見学を兼ね、バザーもおもしろそうだったので参加しました。 バザーでは欲しかったCDや、
これから準備していくマジョールの発表会に必要な小さなアバニコもあったので、それらを購入。 楽しかった
のはセミナーでした。 たくさんの先生方が、”フラメンコよもやま話”としてお酒を飲みながら話され、当時、どう
やってスペインまで行ったかとか、まだ踊りの伴奏も知らなかった頃の苦労話などを、興味深く聞かせていただ
きました。(三枝雄輔、三枝麻衣)
 6月5日(日)、ANIFセンター1階の「スタジオ・アルソル」でバザーが開催されました。 初めは来場者が少なく、
スタッフ一同やきもきしておりましたが、時間が経つにつれて、たくさんの方に来て頂き、盛況に終わりました。
バザー開催と同時に、3階で”フラメンコよもやま話”も行われ、先生達の楽しい、貴重な体験談を聞く事もできま
した。夕方には、間瀬さんの最高の”パエリア”を無料でたくさん頂き、とても楽しい一日になりました。

 引き続き、開催される事を希望しております。 協会の催し物には、時々お手伝いさせていただいておりますが、
日頃感じている事でございます。 フラメンコ協会主催のイベントに、もう少し多くの諸先生方、生徒さん達に参加
(協力)していただいたら、より一層、楽しい充実した会になるのではないでしょうか。 今後に期待しております。
(小川璋子)
 豊富なフラメンコの経歴をもつ先生方の”よもやま話”、間瀬さんの名物”パエリア”・・・無料! あら!バザーも
開催!!に魅せられ、行こうという気持ちでドキドキ、ワクワク。 日本のフラメンコを発展及び広めて基盤を作り
上げて下さった方々のお話に間近で触れさせて頂きたく、私だけでは勿体ないと、生徒さんと共に参加しました。

 お話の中で”スペイン留学は片道切符だった”という言葉に衝撃をうけました。 また、フラメンコの基盤ができる
までの苦労話など、熱い情熱のまなざしで語って下さった方々と、この空間を共に過ごすことができ、感謝の気持
ちでいっぱいです。 

 同行した橋本アサ子は、素晴らしい先生方のお話を聞けたことに感激し、パエリアを前に撮った記念写真が良い
思い出になったそうです。 フラメンコ歴一年の青木美樹は、バザーで良い買物ができ、美味しいパエリアを食べ
ることができ、各先生方のお話は大変興味深く、努力のドラマがあるから今の日本でフラメンコを観たり、習ったり
できるんだなぁーと実感した貴重な一日だったと大変喜んでいました。

 これからもフラメンコと協会のご発展をお祈りしつつ、みんなで楽しく踊り続けたいと思います。 ありがとうござい
ました。 (宮島厚子)
 改めましてANIFセンターの完成、おめでとうございます。 事務局長さんから総会、セミナー、バザー等の楽しい
会があるとうかがい、会員でもない人も参加できるとも聞きましたので、会員の友人、まだ会員でない友人と3人
で参加させて頂きました。 

 まずはバザーで買ったアバニコを片手に屋上のビール! すごい先生方にお会いしてかなり緊張してしまいまし
たが,先生方のおおらかな優しさで緊張もどこかに。 そしてセミナーでは、なかなか聞けないすごいお話等が
あったり・・・。 間近で、そういったお話を聞けたことは、とても大切な体験だと思いました。

 今、私達は恵まれた環境を作って頂いているのだから、もっともっと大切に、フラメンコを頑張って行かなければ
ならないと思いました。 楽しくて、大切な体験ができた一日でした。 ありがとうございました。 またお邪魔させて
頂きたいと思います。 (佐野由布子)
 自転車をこぎ、新装なったフラメンコ協会に到着、道をへだてて眺める建物に初めの頃(協会設立当時)が思い
出され、少人数で立ち上げ現在迄、よく続いたもんだと感無量です。 孤立している私達仲間の集まれるスペース
が出来、うれしいことこのうえありません。 

 そしてこの日は、総会に続き、バザー、パエリアパーティー。 私はバザーを楽しみに、半地下のスタジオに一歩
足を踏み入れると、すでに顔見知りの先生方が売り子さん。 その中にひときわチャーミングな姉妹がおり、私が
品物を手に取りながめていると、「それとっても安くてお得ですよ。」帽子を被ると、「わぁ、貴女にしか似合わない。」
等、うれしい褒め言葉につい買ってしまい、今では私のお気に入りになり、頭にチョコンと乗せて町を歩いています。

 外では大きなパエリア鍋と間瀬さんが格闘、これ又美味。 私は屋上に上り、遠くにサンプラザを眺めながら数人
で、風にゆられ飲みながら食べながらの、楽しい一日でした。 (丸岡のぶ子)

スペイン旅日記 最終回 山田恵子(副会長)
Feria Mundial Flamenco -Palacio de Exposiciones y Congresos de Sevilla-
2004年9月30日〜10月3日
 10月1日、時間通りに会場入りし、モントヤ社他との面談を終え、サラ・アンダルースで行われたクリスチーナ・オジョ
さんの出版記念後援があり、お話を伺いました。 まず県議会の方々4人と舞台上でのディスカッション。 その後幼い
頃から栄光をつかむまでの彼女の人生を写真と共に追ったビデオが上映され、「芸術家として生きている自分、病気
を乗り越えた自分、共通しているのは勤勉と闘志」だと語り、「友人、家族、セビージャ、そしてすべての人にありがと
う」と両手を挙げ感謝を表しました。

 講演後、展示会場で彼女とお会いし、一緒に写真を撮り、少しだけお話をしました。 その後も3件の面談を済ませ、
夕方、バタ・デ・コーラの踊り方とテクニックをアレグリアスの曲で紹介した舞台を観ましたが初心者には面白いかも
しれませんね。 

 夜は主催者側の御招待で素敵なレストランへ。 何人かのアルティスタも紹介されましたが、ピアニスタのミリアン
さんは特に印象に残りました。 彼女はその場でハンガリーのプロダクションと契約、デビューが決定しましたが、その
うちきっと日本でも演奏されるに違いないと思いました。

 食後はまた、BARで盛り上がりましたが、夜の付き合いは、タフでないと務まらないですね! 追記、この日、グラ
ナダのタブラオの方々の舞台も観たのですが、3人のダンサーもカンテもとても大切にして踊っており、ペドロさんの
話と合わせて考えさせられました。 日本もそろそろ変わりませんか?

 10月2日、最後の日です。 11時から女性のダンサー1人と子供によるフラメンコのコンパスの説明に、お客も手を
たたいて参加という集中レッスンを見学。 その後2,3の面談を済ませてホテルへ戻り、夜はテアトロ・セントラルで
ビエナル・フラメンコ”ラ・ムヘール・イ・エル・ペレレを鑑賞。 

 これは芝居と踊りのフユ-ジョンという新しいスタイル。この舞台のイサベル・バヨンのエレガントでしっかりしたテク
ニックの踊りは素晴らしかった! 劇場派のダンサーです。 セサール氏と並んで観ていたのですが、途中で顔を
見合わせて、「うん、良いね!」とうなずき合いました。

 最後の夜は、セサール氏と私、軍司さんの3人で下町のBARへ。 「不思議だね!何でこの3人になったんだろ
う。」 何故か私達3人は気が合って3日間つかず離れず仲良しでした。 毎朝の食事は必ず一緒、そこにシルヴィオ
さんが加わり、朝からオペラ、バレエ等世界の芸術談義に花が咲き、とても楽しい一時でした。

 今度はどこかの音楽祭で会いたいねという話も。 最後に、セサール氏がしみじみと言いました。「ケイコありがとう。
ストレスがたまったときケイコはいつも笑わせてくれた!助かったよ」って。 こうして3日間はあっという間に過ぎた
のですが、良き友人ができたことに感謝しています。 私は外交に向いているかも知れませんね!

 その後SEVILLAから7社が参加してニューオオタニで展示会が開かれました。 セサール氏も来日し、1ヶ月ぶりの
再会となったのですが、EXTENDA日本支社の方から御招待を受け、皆さんとお食事を楽しみました。 人との出会い
は大切ですね。

 最後になりましたが4月26日、日本フラメンコ協会の新事務所がオープンいたしました。 フラメンコを愛し続けて
きた事務局長の田代淳さんのご好意によるものでスタジオも備えています。 もっと会員が増え、財政が豊かにな
れば、海外との交流もできるのです。

 そんな折、EXTENDAにより今年5月からの「フラメンコ・フェスティバル・イン・ジャパン」のプロデューサー、ミゲール
マリン氏から、来日メンバーによるクルシージョを協会を通してできないかと提案されたりもしました。 若い方々には、
これから協会を盛り立てていって欲しいのです。 今後の協会の発展を期待してやみません。

第4回 アニフェリア2005 〜ギター・カンテの祭典」によせて〜
三澤勝弘
 昨年5月の第3回「バイレの祭典」に続き、今年は12月18日(日)、ギターとカンテによるアニフェリアが開催されま
す。 ギターとカンテの公演としては2度目になります。 前回、第2回アニフェリア2003では、ギターソロ、カンテソロ
に加えて重奏や合奏、またはグループによる作品などがあり、本当に楽しい公演とすることができました。

 この12月も、フラメンコを愛する仲間たちと一緒に、楽しく充実した一日としたいと思っております。 皆様の積極的
な参加とご協力を心よりお願い申し上げます。

 第14回新人公演は、応募総数124組と過去最高の申込があり、懸念されていた出演者オーバーによる抽選が、
初めて適用されました。 時間的制限による致し方ない処置とはいえ、新人公演を目標に頑張ってきた皆様の心中
を察するに忍びがたく、せめてもの配慮として抽選もれの34組の皆様には、次回の最優先参加資格が与えられま
した。

平成18年度文化庁新進芸術家研修制度 
募集案内
 日本フラメンコ協会はこの度、文化庁新進芸術家研修制度の推薦団体として、新たに認可登録されました。 今回
の募集から協会が推薦窓口として機能いたします。海外留学制度を検討なさる方は、募集案内を事務局にご請求の
上、詳細をご確認下さい。
 ●海外研修
 (18才以上の部) 1年派遣:350日間(45才未満)、 2年派遣:700日間(30才未満)、 特別派遣:80日間
(上限制限なし)
 (18才未満の部) 1年派遣:30日間(15才以上〜18才未満)
 ●国内研修 10ヶ月:6月〜翌年3月までの10ヶ月 
*年齢は平成17年9月1日現在の年齢となります。
■提出書類
 ○新進芸術家海外留学制度候補者調書、推薦者、受入承諾書などの書類
 ○選考用ビデオテープ
 (NTSC方式のVHS、S-VHS、miniDVのいずれか)
 書類提出締切日:平成17年8月22日(月)協会事務局必着

イベントメモリー
7月
●蘭このみスペイン舞踊公演「桜幻想」
 (平成15年度文化庁芸術祭大賞受賞作品)の再演
 16日(土):TEATRE1010(シアターセンジュ)
●鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団
 「FLAMENCO 曽根崎心中」
 26日(火)〜31日(日):ル・テアトル銀座 
8月
●第11回2005全国大学フラメンコフェスティバルin館山
 7日(日):千葉県南総文化ホール
●小角典子フラメンコ舞踊団「フラメンコへの誘い2005」
 20日(土):札幌サンプラザホール
9月
●ペペ・ロメロ&トマティート ジョイントコンサート
 1日(木):東京王子ホール
 2日(金):東京 東京オペラシティ
 3日(土):名古屋EXPOホール
 5日(月):大阪 大阪中央公会堂

●スパニッシュ・ガラ・ナイト「GALAESPANOLA」
 9日(金):東京文化会館

●カルメン・リナーレス ガルシア・ロルカを歌う
 12日(月):大阪 大阪中央公会堂
 14日(水)・15日(木)・16日(金):東京 新宿文化センター
 18日(日):東京 すみだトリフォニーホール

●ホセ・マリア・ガジャルド&カニサーレス
 「マノ・ア・マノ」
 23日(金):大阪 大阪中央公会堂
 25日(日):東京 すみだトリフォニーホール

●サラ・バラス「DREAMS」
 5日(月):新宿文化センター
 7日(水):東京厚生年金会館

●第7回記念なかの全国ダンスコンペティション
 (予選)9月12日(月)〜16日(金):なかのZERO小ホール
 (決戦)10月12日(水):なかのZERO大ホール

●小田澄江フラメンコ教室 大泉町教室発表会
 「オーレ・オーレフラメンコV」
 18日(日):太田市新田文化会館 エアリスホール
10月
●アルテ’05
 2日(日):愛知県芸術劇場大ホール
 出演/依田由利子、依田由利子フラメンコスタジオ生徒、他

●「MOTOMEZUKA」-生田川伝説”求塚”より-
 28日(金)・29日(土):青山 草月ホール
 出演/花岡陽子、篦津弘順、清水典人

●声楽とフラメンコの夕べ ミニコンサート
 15日(土):京都ダンス村
 出演/中塚典子、塩原裕明